家族の介護にかかる費用を知っておこう

家族に介護が必要な人が出てくると、介護のために様々な費用が発生します。
時には大きな金額が必要となってくるので、負担のための備えはあらかじめしっかり考えておかなければなりません。
自宅で介護が必要となった場合、自宅のリフォームなども必要になってきます。
バリアフリーのリフォームやベッドの購入費がメインとなりますが、これらにかかる費用は平均で69万円とされているので覚えておくと良いでしょう。
要介護度によっては歩行器や車いすなどが必要となるケースもあり、そういった場合には100万円近い費用が必要となってきます。

要介護・要支援の認定を受けて介護サービスを利用する場合、公的介護保険が適用されます。
この場合自己負担割合は1~3割です。
本人の所得や年金収入額、同一世帯における65歳以上の人数などに応じて変化するので、詳しくは自治体窓口で確認する必要があります。
また公的介護保険の給付額は、介護の等級ごとに年間の限度額が設定されています。
この限度額を超えて介護サービスを受けるときは超える部分の全額が自己負担となるので覚えておきましょう。
自己負担額が一定額を超えた際に、超えた分の金額が自治体から払い戻される高額介護サービス費といった制度もあるので合わせてこちらも覚えておくと良いでしょう。
費用の負担が大きくなると本人はもちろん家族の生活にも大きな影響が出てくるので、介護の費用については早めの備えと対策をとっておくことが大切です。